教会の成長とその結果
三好 晴夫 牧師
使徒言行録 第5章12-26節
主題聖句:ところが、夜中に主の天使が牢の戸を開け、彼らを外に連れ出し、
「行って神殿の境内に立ち、この命の言葉を残らず民衆に告げなさい」と言った。
使徒言行録 第5章19、20節
使徒5章12節以下に、エルサレムに誕生した初代教会の成長の様子と、その結果起こった出来事が記されています。教会の成長の様子として、使徒たちの手によって多くのしるしと不思議な業が民衆の間で行われたのでした。3章に記されていたような病気の人がいやされるという奇跡があったのです。神がそこに働いておられたのです。
信者たちは心を一つにして神殿の境内に集まって集会を持ちました。けれども、信者ではない人たちは誰も仲間に加わろうとしなかったのです。信者たちの交わりには何か近寄りがたい雰囲気があったのでしょう。しかし、民衆は彼らを称賛していたのです。畏敬の念をもって見ていたのです。それにもかかわらず、多くの男女が主を信じ、その数が増えて行きました。教会には、この世にはないものがあったのです。それは神の御力です。人々はその神の御力を求めて、彼らに近づきました。そして彼らは神の御力によって癒されました。
しかし、このような教会の様子を見て、激しくねたむ人々がありました。ユダヤの権力者たちです。彼ら使徒たちを捕えてしまいました。しかし、その中で神の不思議な助けと励ましがあり、使徒たちは確信をもって福音を伝え続けたのです。神の助けと励ましは私たちにもあり守られている。