子どもの祝福
三好 晴夫 牧師
マルコによる福音書 第10章13-16節
主題聖句:しかし、イエスはこれを見て憤り、弟子たちに言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。
マルコによる福音書第10章14節
今日は、教会の暦では、子供の日です。これは19世紀末、日曜学校運動の中から生まれて来た日で、教会に集まる子どもたち、この社会で育つ子どもたちのために祈る日です。
子どもは、無限の可能性を持つ大きな希望ですが、弱くて病気しやすいもろい存在です。ですから、子どもたちが元気に成長してほしいと親たちは願っています。
そのような願いを持つ親たちが、祝福をお願いしようと、子供を主イエスのもとに連れて来たのです。しかし、弟子たちはこの人々を叱りました。主イエスがいつもお忙しく大変なので、子どもたちのことまで手を煩わすのは大変だと思ったからです。子どもたちを低く見ていたのです。
しかし、主イエスはそれを見られて、ひどく憤られたのです。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。」神が、主イエスが子どもたちを呼んでおられるのです。それは、神の国、主イエスにおいて現された神のご支配は、このような者たちのものだからなのです。神の国はこのような者、弱く、小さくて差し出されたものを無心で受け取る子どもたちのような者の国だからです。だから、子どもたちのように、無心で神の祝福を受け取る思いで主イエスからの祝福を求めていきましょう。