2015年5月24日 礼拝説教要旨

聖霊が降る

政所 邦明 牧師

使徒言行録 第1章1-11節

主題聖句:「ヨハネは水で洗礼を授けたが、あなたがたは間もなく聖霊による洗礼を授けられるからである」           

  使徒言行録第1章5

  

ガリラヤで宣教活動を始められる前に主イエスはバプテスマのヨハネのところにゆかれ、洗礼を受けられます。ヨハネは次のように言います。「自分は水で洗礼を授けるが、自分のあとからおいでになる方、すなわちイエス・キリストは聖霊により洗礼をお授けになる」…このヨハネの言葉は主イエス様の耳に届いていたはずです。しかし、ことさらには言及されません。黙っておられましたが、やがてそのような時がくるのを承認して、時を待っておられました。

 

宣教されたのち、最後は十字架で、罪の裁きの刑罰を受けてくださいました。そして甦り、40日に亘って使徒たちに現れなさいます。そこで、ヨハネが語った言葉を改めて口にされます。「あなたがたは間もなく、聖霊による洗礼を授けられる」主イエス様の甦りによって水による悔い改めの洗礼は確かな根拠を持ちました。神が行われた救いの業が水で洗礼を受けた者に、目には見えなくても、救いの現実とならなければ意味がありません。そのために間もなく聖霊が働いてくださるのです。主イエス様の救いが聖霊なる神のお力により、その人にグングン迫り、「確かに自分は罪赦されている」との確信が与えられます。エゼキエル書第11章16節には、「一つの心に新しい霊を授ける。その霊が働いて、肉から石の心を取り除き、肉の心を与える」と預言されていました。聖霊が来てくださる時、目が開かれます。頑なさが砕かれ、救いを受け入れる心が与えられるのです。

聖霊は、わたしたちに救いの確信をハッキリさせてくださるのです。

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